ザ・アーク(The Ark)

アーク(The Ark)は2000年代のスウェーデン、北欧のポップ・ロック音楽界を代表するバンドであり、時に議論を呼ぶ歌詞、70年代のグラムロックを思わせるグリッターを多用したスタイル、キャッチーなメロディーで人気を集めた。バンドの歴史は、ボーカルのオーラ・サーロ(Ola Salo)がまだ14歳であった1991年の結成にさかのぼるが、2000年のヒット曲「It Takes a Fool to Remain Sane」でシーンに躍り出るまでは、アンダーグラウンドでの活動が続いた。

その後リリースするアルバムは4枚続けて、スウェーデン国内のチャートで1位を獲得するなど、人気は2000年代を通して安定していたが、2007年のユーロビジョン・ソングコンテストにおいてスウェーデン代表として出場すると、出場曲の「The Worrying Kind」は国境を超えてヨーロッパ各国でチャートインを果たした。またボーカルのオーラはソロでの活動もしており、2011年のポーラー音楽賞(Polar Music Prize)で、受賞者のパティ・スミス(Patti Smith)の名曲「People Have the Power」のパフォーマンスで式典のトリを務めたことも記憶に新しい。

2010年12月にはバンドの解散が発表され、2011年の夏には、最後のコレクション・アルバム「Arkeology」を引き下げ、スウェーデン国内外各地でコンサートが行われた。同年9月16日にストックホルムの遊園地、グレーナ・ルンドで行われたラストのコンサートは、5000人もの観衆を集め、入口が開始前に封鎖される事態となった。スウェーデンの音楽界に大きな衝撃を残したアークの歴史は、バンド結成から20年後こうして幕を閉じた。
(Text: Yoshihiro Takahashi)

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