サンドクヴィスト(Sandqvist)

Sandqvist北欧のデザインの伝統は、自然に根ざしたライフスタイルと切っても切れない関係にある。ストックホルムやヨーテボリのような都市部でさえも、森や湖、海などの自然と近い距離にあり、森で散歩をしたり、水辺でキャンプをしたりなどのアクティビティは一般市民に浸透した文化であると言える。そんな文化から生まれた衣類、アクセサリーには自然の中で着用するのに適したアイテムが多い。ここ数年でスウェーデン国内では非常に名の知れたブランドへと成長したサンドクヴィスト(Sandqvist)も、こういったアウトドア文化の影響を強く受けている。

ストックホルム郊外の電気機器関連企業でエンジニアとして活躍していたアントン・サンドクヴィスト(Anton Sandqvist)が2004年に実験的に始めた鞄作りは、その後、兄弟であるダニエル・サンドクヴィスト(Daniel Sandqvist)、セバスチャン・ヴェスティン(Sebastian Westin)が加わり、国内外で展開する鞄ブランドへと進化する。そもそもの発端は、創業者であるアントンが、野外でも街中でも使えるような、ラップトップを入れられるカジュアルで頑丈な鞄が欲しくなり、自らの技術を駆使して作り出し、ストックホルム市内の人気店 グランパへ持ち込んだことである。その後、少しずつ小売り店舗やコレクションを増やし、Café などの国内の大手男性誌でデザイン賞を受賞するなど、消費者だけではなく、メディアからの注目も熱い。

現在では製品のラインナップも広がっているが、サンドクヴィストを象徴するのはやはり藍色の生地に、ブラウンのストリングがコントラストを加えるバックパックであろう。2009年に発売されたブランド初のバックパックは、ノルウェーの探検家、ロアール・アムンセン(Roald Amundsen)にちなんで名付けられ、ストックホルムの街角でよく見かけるヒット商品となる。その後、レザーのよりフォーマルなライン、カジュアルなバックパックを含めコレクションを増やし、現在ではストックホルムとヨーテボリに一店ずつコンセプトストアを構えるまでに成長している。また、品質へのこだわりや環境への配慮を怠らないブランドとして、経済的な面からインドなどに生産を移動せざるを得なくなっても、レザーやキャンバスなど、中心に使用している素材に関して、ホームページで詳細に渡る解説を載せるなどしている。これは創業者達の素材へのこだわりからであろう。アウトドアにはピッタリのサンドクヴィストのバックパック、最近では日本でも渋谷の「Journal Standard」や新宿パークタワー内の「The Conran Shop」など、東京や、関西を中心に20店舗ものセレクトショップで目にすることが出来る。

(Text: Yoshihiro Takahashi, Photos: Sandqvist)

■ストックホルム店
エリア: マリアトリェット
地下鉄駅: マリアトリェット(Mariatorget)
営業時間: 月~金曜11:00~18:30、土曜11:00~17:00、日曜12:00~16:00
住所: Swedenborgsgatan 3
電話: +46-762-21 04 75

■イェテボリ店
営業時間: 月~金曜12:00~18:30、土曜12:00~17:00、日曜定休
住所: Andra Långgatan 22
電話: +46-709-23 39 94

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