サビーナ・ドゥンバ (Sabina Ddumba)

現在活躍するアーティストの多くがルーツとするジャンルを持つが、サビーナ・ドゥンバ(Sabina Ddumba)の音楽的ルーツは多文化主義の今日のスウェーデンの賜物ではないであろうか。ストックホルム郊外のナッカ市(Nacka)にウガンダ系の両親の元で生まれ、ウガンダ童謡を聴いて育った子供時代。彼女の音楽的興味は、その後14歳の時にストックホルム郊外の移民地区として知られるテーンスタ(Tensta)発の国内では知名度の高いゴスペル聖歌隊、テーンスタ・ゴスペル・クワイヤー(Tensta Gospel Choir)に参加することでボーカリストとしての才能を育てることへと発展した。

彼女のプロ歌手としてのキャリアは、スウェーデンの才能発掘番組エックス・ファクター・スウェーデン(X Factor)への出演、そして同じくストックホルムをルーツに持つアーバン・グループ、ローレンツ&サカリアス(Lorentz&Sakarias)や、以前スウィードナビでも紹介したループトループ・ロッカーズ(Looptroop Rockers)などとのコラボを通して始まる。そしてケイティ・ペリー(Katy Perry)のバッキング・ボーカルを務めるなどソロデビューへの道を着々と登って行く。

2014年にシングル「Scarred for life 」でデビュー、そしてルーツであるゴスペルやソウル音楽のテイストを残しつつモダンなポップサウンドでまとめた3枚目のシングル「Not too young」がロングヒットとなり、スウェーデン中のラジオで流されるヒット曲となったことで一気に知名度を上げる。この曲のヒットで、スウェーデン国営ラジオのP3の2016年の新人賞を受賞。また音楽的な才能ではなく、スタイルへの興味から同年にはスウェーデン版エル(Elle)誌のベスト・ドレッサー賞を受賞した。最近では、スウェーデン国内を代表するアーティストたちが互いの曲をカバーする音楽番組「ソー・ミュッケ・ベットレ(Så mycket bättre) 」に出演するなどお茶の間への知名度も広げている彼女、スウェーデンのモダン・ソウルの代表格であるといえるであろう。

(Text: Yoshihiro Takahashi)

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