オスカル・リンルース (Oskar Linnros)

2010年秋、スウェーデンのラジオやシングル・チャート、音楽メディアのランクを急上昇した曲の一つがオスカル・リンルースの「Från och med du」だ。この曲はスウェーデンのアーバンなポップに特有のセンチメンタルなスタイルをフィーチャーし、エモーショナルな仕上がりになっている。

リンルースは2000年代、伝統的なヒップホップ・スタイルを崩し、オルタナティブなサウンドで話題を集めた、ストックホルムを拠点にしたデュオ、スヌーク(Snook)のメンバーだ。バンド在籍中はキーレン(Kihlen)という名でラッパーとして活躍していた。2006年のアルバム「Är」のリリース以降、バンドは目立った活動をしておらず、メンバーであるリンルースと、ダニエル・アダムス・レイ(Daniel Adams-Ray)はそれぞれプロデュース活動や、ソロ活動に専念している。スウェーデンのヒップホップ・シーンでも著名人であるペッテル(Petter)や、アーバンなポップ・サウンドを売りにするバンド、ファイブス・オー・ファイブス(Fibes Oh Fibes!)のプロデュースを手掛けたほか、スウィードナビでも紹介しているマシーネン(Maskinen)に初期のメンバーとして参加している時期もあった。また、2009年にスウェーデンでヒットしたヴェロニカ・マジオ(Veronica Maggio)のアルバム「Och vinnaren är…」をプロデュースしたのもリンルースだ。

そして2010年になり本格的なソロ活動を始め、6月にはロングヒットとなっているアルバム「Vilja bli」をリリース。このアルバムでは、スヌーク時代のラッパーとしてのスタイルとはまったく違う、リンルースのボーカル・スタイルの新たな一面を見せている。

「Vilja bli」は2011年のグラミス賞(Grammis)のベスト・アルバム部門にノミネートされているほか、同賞のベスト・アーティスト部門や、シングル「Från och med du」がベスト・シングル部門にもノミネートされている。
(Text: Yoshihiro Takahashi)

公式サイトはこちら ≫
Facebook公式ページはこちら ≫

Tags: , , , , , ,

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *