ミニログ (Minilogue)

セバスティアン・ムラート(Sebastian Mullaert)とマルクス・ヘンリクソン(Marcus Henriksson)の2人によるテクノ・デュオのミニログは、日本との関係が極めて強く、これまでに23度の来日で100回以上のパフォーマンスを果たしている。
「東京のヒップなクラブから田舎の自然の中で行われるパーティまで、いろんな場所でプレイしたことがあるよ。僕らとオーディエンスとの結びつきを、日本ほど強く感じられるところは世界中の他にどこにもなかったね。他の国と比べると、日本人はきっと、僕らをありのままに受け入れてくれていると思うんだ。」とはセバスティアンの言葉だ。

ミニログは、1996年に ソン・カイト(Son Kite)というデュオ名でその活動をスタートし、その名前はトランス・シーンにおいては今でも伝説的な存在だ。レイヴ・カルチャーにおける彼らのルーツや黎明期のテクノ・シーンに、彼らはいまだに強く親しみを感じている。音楽それ自体と音楽が人々に及ぼす影響の方が、その音楽の背後にいる人間よりもはるかに重要であると彼らは考えていて、そのため、彼らは決して写真で自身らの顔を明かさない。したがって、対外的に彼ら自身の代わりとして、動物達がミニログの顔となっているのだ。とはいえそれらは実在の動物ではなく、さまざまな動物たちを融合させたイキモノたちだ。それらは、彼ら独自のエレクトロニック・ミュージックのブレンドにおいて異なる様々なスタイルやジャンルを積極的にミックスせんとする衝動を象徴している。

ライヴ・パフォーマンスは彼らにとって極めて重要だ。そのセットはこの上なく“ライヴ的”で、目録に沿ったパフォーマンスをすることは、ほとんどない。彼らは作ったすべての曲を常に用意し、それらを構成するあらゆるサウンドを個々にコントロールできる状態にしているので、毎回その場に応じてそれぞれのサウンドを調整し、組み合わせ、新らしい音楽をその場その場でオーディエンスに提供しているのだ。「“存在している”という強いフィーリングをその場につくり出すことが、プレイしている一瞬一瞬において目指しているところかな。スタジオでレコーディングしたものを再現するのではなく、むしろその場で繰り広げられる無数のダンスたちと密接にコネクトする音楽的なエクスペリエンスを生み出すこと、これこそが僕らのダンスミュージックの定義さ。」(セバスティアン)

2008年にファースト・フルアルバム“Animals”(CD/アナログ)のリリースを期に、ミニログはスウェーデンでもっとも興味深いテクノ・デュオとして認められるようになった。去る2009年2月には、同アルバムのDVDバージョン“Animals the Movie”をリリース。このDVDは、クリストフェル・ストロム(Kristofer Ström)ロブ・ソーラブ(Rob Zohrab)といったヴィジュアル・アーティストらとミニログの音楽が融合した映像作品だ。
来る5月(2009年)に彼らは再来日し、積極的にライヴ・パフォーマンスを展開する予定だ。
(Text: Martin Ekelin)

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