マシーネン(Maskinen)

マシーネンとは、クリエイティヴ面である程度の成功を収めた(ビジネスとしてではなく)いくつかのグループのアーティストらが半ばジョークで2007年に結成したヒップホップ・グループだ。結成後2年を経た現在では、ヒップホップ・グループのアファスィ&フィルスィ(Afasi & Filthy)のアファスィ(Afasi)とテクノ・グループのスラクスモールスクルベン(Slagsmålsklubben)のフレイ・ラーション(Frej Larsson)の2人がメンバーとして活動している。

2007年リリースのファーストシングル「Alla som inte dansar är våldtäktsmän」はすぐにヒットし、特にそのタイトルと歌詞が話題を集めた。これを訳すと「今ここでダンスしねぇヤツらはみんな強姦魔だ!」といった半ば意味不明の過激なタイトルだ。これが原因で警察に通報されるなどしたが、幸運にも(?)裁判沙汰にまでは至っていない。

3rdシングル「Pengar」では彼らは挑発的な態度を取りつつも、ヒップホッパーが一般的に使う言葉や選ぶ話題をあえて無視している。この曲のPVではメンバー2人が娼婦を演じていて、ストックホルムで悪名高い売春ストリートのマルムフィルナツガータン通り(Malmskillnadsgatan)を闊歩して客を物色したり、客を連れ込んだホテルで乱痴気騒ぎを繰り広げたりしながらラップを刻むという面白い映像に仕上がっている。

音楽的には、マシーネンはヒップホップにダンスミュージックの要素を取り入れる現在のスウェーデンのトレンドの、さらに一歩先にいると言える。2009年リリースのファースト・アルバム「Boys II Men」ではエレクトロやテクノ、そしてさまざまなクラブミュージックからの影響を聴くことができる。スタイル・オブ・アイ(Style of Eye)ダダ・ライフ(Dada Life)といったスウェーデンの腕利きのテクノ・アーティストらがプロデュースに参加している。
(Text: Martin Ekelin)

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