カトリーン・グレイリング (Katrin Greiling)

カトリーン・グレイリングは正にカリスマ性に満ちた人物で、言うまでもなくそれは彼女の作品たちにもありありと表れている。ドイツに生まれストックホルムで学んだカトリーンは、今では家具デザイナー、インテリアデザイナー、そしてフォトグラファーといった顔を持つ。彼女の作品からは紛れもなく北欧のスタイルが感じられるが、ユニバーサルなデザインへの彼女の熱烈な欲求なくして、そのエッジの効いた作品たちは生まれてこなかっただろう。

2005年にストックホルムの美術工芸大学コンストファクを卒業後、ヤング・スウェディッシュ・デザイン賞05/06(Young Swedish Design 05/06)へのノミネートを機に彼女のキャリアは幕を開ける。まずはスウェーデンの有名家具会社「オフェクト(Offecct)」が彼女の作品をプロデュースし、販売。その後、研究目的で渡ったドバイに数年間滞在。そこで展示デザインに携わる傍ら、フォトグラファーとしても頭角を現し、「Brownbook」や「Wallpaper」といった雑誌に彼女の写真が掲載されるようになった。

帰国後、彼女はアラブの砂漠で出会った遊牧民の文化にインスパイアされ、ソファーを制作。このソファー「Bidoun」は国内で高い評価を受け、2010年にインテリア・マガジン「Sköna Hem」のベスト家具賞を受賞。2011年にはストックホルム家具照明フェア(Stockholm Furniture & Light Fair)においてデザイン・バーを担当。これは、家具フェアが才能あるスウェーデンのデザイナーに依頼している毎年恒例のものだ。

2011年秋には、様々な文化とそれらのルーツにおいて、オブジェがどのように扱われているかということに対して衝動的に疑問を抱き、持ち前の探究心が彼女をパリ経由でインドネシアへと導く。結果、2012年ストックホルム・デザインウィークにおいて籐製の家具シリーズを発表。

スカンジナビアにおいて将来が楽しみなデザイナーの一人であるカトリーンのキャリア、そして彼女の作品は、これからどのような変貌を遂げていくのだろうか。
(Text: Gustaf Kjellin)

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