ハウスワイヴス (Housewives)

ハウスワイヴスは、2006年以降のスウェーデンのダンスミュージック・シーンにカラフルな彩りを添える存在だ。なぜならば、アデリーン・スプリーム(Adeline Supreme)ラ・フルー(La Fleur)の2人によるこのテクノ・デュオは、活動するほとんどが男性であるこのシーンにおいて希少な女性デュオであるのみならず、彼女たちはストックホルムのクラブ・シーンにたびたびユーモアを提供し、自らホストする全ての夜を盛り上げるための努力を惜しまないからである。

ハウスワイヴスは自らがプレイする音楽を“メガ・ハウス”(Mega House)と呼んでいる。彼女たちのスタイルはグルーヴィーなテクノやハウスのミックスで、時にヴォーカルのエレメントを取り入れた、いわばオーディエンスを踊り狂わせるための熱狂的なパーティー・ブレンドだ。しかしこのデュオはただ単に音楽を流すのみならず、そのユニット名でありテーマでもある“ハウスワイヴス”(主婦)というものへの概念的考察を試みている。たとえば、コンストファク美術工芸大学の学生とのコラボレイトで、DJブースを洗濯機状に作り上げ、蛍光加工された物干ロープを天井からぶら下げるなどして演出し、“ランドリー・ナイト”といったちょっとおバカなテーマでイベントを行っている。

近年、ハウスワイヴスはオリジナル曲の制作にも着手している。 2009年12月には初のシングル「Dirty Dancing」がリリースされ、2010年4月には「Eat Me」「Hot Stuff」が収録されたマキシ・シングル「What’s cooking」がリリース予定だ。この2曲はいかにも彼女たちらしいスタイルの曲で、キッチンで野菜スープを作る実際の音を曲の中で使用している。

2008年の初頭から、ハウスワイヴスはスウェーデンでもっとも有名なダンスミュージックの国営放送ラジオプログラム「P3 Dans」で定期的にホストをしている。イベントでストックホルムの数々のダンスフロアを彩りながら、それぞれDJやミュージシャンとして彼女たちは自らのキャリアを追及している。特に2年ほど前からベルリンに活動拠点を移したラ・フルーに関しては、自らの名前を世界に広げんと野心的に活動しているようだ。
(Text: Martin Ekelin)

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