ハンプス・エリクスタム (Hampus Ericstam)

コンピューターで作成されたイラストレーションがマーケットに氾濫する昨今、大衆の目を引くものを生み出すには前にも増してより高いスキルを必要とするに違いない。その方法とは、制作ツールを高いスキルで使いこなしつつも、自信の主張でもある“声”を明確に表現するということだ。ハンプス・エリクスタムは確かに高いスキルと明確な声を持ち併せていて、その声ときたら全くもっておとなしいものではない。

ストックホルムにあるフォッシュベリス(Forsbergs)という広告専門学校の出身でありながら、ハンプスはアートワークにおいてトラディッショナルなキャンバスとコンピューターを同等に得意としている。ヴァージン・モバイル(Virgin Mobile)やリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)、そして雑誌ザ・ニューヨーカー(The New Yorker)のようなメジャー・クライアントの仕事を受け始めた2002年頃から、キャンパス・コンピューター問わずでイラストを制作してきた。よく目を引くハンプスの商業イラストは、多種多様な要素が雑多に混在しつつうまく構成された、まるでミニチュア・ワールドのような作品だ。ポップアートや漫画からインスピレーションを受けたと思われる作品が多く、明るい色のアイコンやグラフィティ的エレメンたちが、ストリートアート的自由度で融合されている。特に大型のペインティングでは、ハンプスはこの手法を完全に自身の表現手段としている。

今、ハンプス・エリクスタムの作品と知名度は、急速に世界中に広がりつつある。最近、ハンプスと彼の作品は“新しいミレニアム”のイラストレーターを紹介する本「For Love and Money」で4ページに渡ってフィーチャーされている。さらに、フランスのアンジェ(Angers)で史上初めて開催されたアーバン・アートの国際的なコンペティション「Artaq」にノミネートされている。
(Text: Gustaf Kjellin)

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