ハンマビー・フェスタッド(Hammarby Sjöstad)

シティプランナーの夢

ハンマビー湖の南東部に位置し「ハンマビー湖岸の街」を意味するハンマビー・フェスタッドは、20年もの間開発が続いている市内きってのニュー・タウン。また、将来におけるさまざまな可能性を積極的に模索しているストックホルム市を象徴している地域ともいえる。

もともとハンマビー湖南東部は工場地帯として機能してきたが、1900年代後半あたりから、特にこのエリアの東部分がホームレスや暴走族、怪しげな商売を生業にする者たちの巣窟となり、さらにはスラム化してきている、という噂まで広がった。

そこで1990年代初頭に、ストックホルム市はハンマビー湖南東部をゴッソリすべて建て替えるという大胆な決定を下す。“ゴッソリすべて”ということからこの計画は“シティ・プランナーの夢”とも言えるものとなり、以降、ここはスウェーデン最新建築の“実際展示場”として機能し始めた。2017年までに完成予定の“街”ハンマビーフェスタッドは、25000人が暮らし、10000人が働く街へと変貌を遂げようとしている。

ここの建築自体はストックホルム市内でよく目にするおよそ6階建ての石造建築と同様のタイプだが、太陽光、公園の緑、そして水の煌きが、街の人々をより多く包み込むように設計・建築されている。

そして1996年、ストックホルム市はハンマビー・フェスタッドを環境にやさしいエリアとして建設を進めていくことを正式に決定した。この決定は、包括的な地域プランニングだけでなく、車道やそこを走る車の駐車場、2000年に開通したハンマビー・フェスタッド全域をカバーするトヴェールバーナン(Tvärbanan・路面電車)、そして水鳥たちの“居場所”に至るまで、ありとあらゆるものを含んでいる。

讃辞ばかりを述べてしまったので、ひとつ、シニカルにこの街を表現すると“団塊世代のための安心タウン”といったところか(スウェーデンにだって団塊世代は存在する!)。

ストックホルムで名所観光やアート鑑賞、そしてショッピングを楽しみたい人にはこの街はあまりおすすめできないが、スウェーデンの建築、特に前述の“シティ・プランナーの夢”(最新建築)に興味があれば、ここより面白いところはないかもしれない。。

ハンマビー・フェスタッドを楽しむならこちら!
※ 外:外部サイト、英:英語、ス:スウェーデン語、日:日本語

■レストラン
イェテボリ
■ショッピング
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