ここホーンストゥルは、道幅が広く交通量が多いロングホルムスガータン通り(Langholmsgatan)とソーデルマルム中心部のスルッセンへ通じるホーンスガータン通り(Hornsgatan)が交差するため、うるさくて空気が汚いエリアと思われがちで、つい最近までは不人気どころか忘れられた場所ですらあった。しかし、それらメイン・ストリートから1ブロック中に入るととても静かで、非常にリラックスした落ち着いた街並みが広がっている。
近年ではむしろ、ホーンストゥルはストックホルムでヒップな若者たちをもっとも惹きつける場所となっている。このエリアのいいところは、なんといってもおしゃれなカフェやバー、そして安く食事ができるレストランが多くあることだ。岸壁にそって数十メートルにわたってそびえる倉庫をリノベートしてできた複合施設「ストランド(Strand)」も外せない。ここにはバーを併設した巨大なイベント・スペースやレストラン、クラブなどが入っていて、曜日に関わらず多くの若者たちを集めている。まじめなストックホルマーからすればホーンストゥルはいわば「ヒッピー・エリア」で、ゲイが集まるスポットだってある。
ホーンストゥル地下鉄駅の近くには、居心地の良い公園が2つある。
ひとつは、駅の南側にあるタント公園(Tanto)だ。ここにはサッカー場、ビーチ・バレー場、北欧やロシアで人気があるウィンター・スポーツのバンディ場、そして「コロニートレッゴッド(Kolonitradgard)」と呼ばれる市民農場などがある。ここは夏になるとティーンネイジャーが大挙して押し寄せ、広大な芝生の広場で夜な夜なビール片手に野外パーティを繰り広げている。
駅の北側に10分ほど歩いて橋を渡ると、東西約1.5kmほどの自然豊かなロングホルメン島(Langholmen)がある。ここにはシティー・ビーチもあり、野外シアターやレイヴ・パーティなどで盛り上がる、ストックホルマーのお気に入りの場所だ。
