エレクトリック・ドリームス (Electric Dreams)

エレクトリック・ドリームスは、ジョエル・デゲルマルクとカトリーナ・フランカンデルが2006年に立ち上げた、ストックホルム拠点の建築/デザインのスタジオだ。彼らは、ブランドの環境からその製品までをも手掛けている。デゲルマルクは、ベックマンス(デザイン専門学校) ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英)、デンマーク・デザインスコーレに学んだプロダクトデザイナー。一方フランカンデルは、アーキテクチュアル・アソシエイション(英)や KTH(王立工科大学)クンリガ・コンストヘーグスコーラン(王立美術大学)で学んだ建築家だ。彼らが出会ったのはロンドンでアパートメントをシェアした2002年で、後にデゲルマルクが、スウェーデンのファッション・ブランドである「Weekday」(世界的に人気のあるジーンズブランド「Cheap Monday」がバックアップするブランド)からビッグオファーを得た際、彼らは力を合わせることを決めた。

このデュオの名前“エレクトリック・ドリームス”は、とあるしがない設計技師と、ひょんなことから意志を授かった彼のコンピューターが、1人の女性をめぐって攻防を繰り広げる、1984年制作のドタバタ映画のタイトルに由来している。彼らが作り出す夢のようなインテリアも、この名前にマッチしている。インテリアをデザインする時、彼らが作り出したインテリアに対して無関心でいられるよりもむしろ、好きでも嫌いでも、ユーザーの感覚や反応を刺激することを最も心がけている、と過去に彼らは語っている。

エレクトリック・ドリームスは主にインテリアの仕事をしているが、例えば摩天楼の輪郭の形をしたチェア・セットのようなおもしろい家具のプロトタイプ製作や、オランダの家具会社「Moooi」のプロデュースによるランプ“クラスター”等も手掛けている。このデュオを最も有名にしているのは、「Monki」や「Weekday」といったショップのデザインだ。ファッションストア「Monki」のインテリア・コンセプトは、建築誌「Forum AID」からの受賞と同様、多くの国際的なメディアから賞賛された。デザインを創造する上で常に一線を越えようとする彼らの試みが生み出してきたものは、ある意味スカンジナビア的ではない斬新さを備えている。彼らは、今まさに目が離せない刺激的なデュオだ。
(Text: Gustaf Kjellin)

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