アンナ・ヤルヴィネン(Anna Järvinen)

2007年にリリースされたアンナ・ヤルヴィネンのデビュー・アルバム「Jag fick feeling」に対するスウェーデン・メディアの評価はきわめて高く、それは一種異様とも言えるほどであった。このアルバムは、インディーズでのリリースであるにも関わらず、スウェーデンにおいて最も栄誉ある音楽賞「グラミス賞」(アメリカのグラミー賞に相当)にノミネートされている。そして彼女は、2009年3月リリースのセカンド・アルバム「Man var bland molnen」でさらなる飛躍を遂げる。

ヘルシンキ生まれのアンナは、現在はスウェーデンを拠点に活動している“フィンランド系スウェーデン人”。そのせいもあってか、その曲には「ヴェモード(Vemod)」と呼ばれるノスタルジックでメランコリックな北欧特有の空気感に満ちていて、北欧の原風景的情景を想起させる。

2003年まではインディーズ・バンド「グラナダ(Granada)」で主に作曲とヴォーカルを担当していたのだが、ソロ・アーティストとして活動するようになってからアンナは本格的な成功を手にし始めた。デビュー・アルバムで特に際立っていたのは、何よりもその作曲センスの良さとクオリティの高さ、そして“ヴェモード”な美しいメロディだ。セカンド・アルバムにおいてもそのクオリティの高さは相変わらずで、それに加えてメロディや声がよりクリアにリスナーに届くようサウンドが進歩している。これは、プロデュースを手掛けたグスタヴ・エイステス(Gustav Ejstes)の手腕と言っても過言ではないだろう。

グスタヴは自ら率いるバンド ドゥンイェン(Dungen)でも成功を収めていて、彼らがインスピレーションを受けている60、70年代のサウンドや雰囲気とアンナの音楽をうまく融合させ、このセカンド・アルバム「Man var bland molnen」を完成させた。ドゥンイェンからはそのスキルに定評のある名ギタリストのレイネ・フィスケ(Reine Fiske)も参加していて、サウンドに大きな影響を与えている。

セカンド・アルバム「Man var bland molnen」の日本版はリップ・カール・レコーディング(Rip Curl Recording)よりリリースされている。
(Text:Martin Ekelin)

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