アルバート&ジャックス (Albert & Jack's)

スウェーデンのカフェ、レストラン文化の規模はヨーロッパでも名高いが、食料雑貨店、カフェ、レストランの中間点を行く、デリ(Deli)という概念は存在しないに等しい。デリはコーヒーや、ベーカリーだけではなく良質の食料品も扱い、その場所で食べるか持ち帰りを選ぶかも自由といった新しいコンセプトを持つ。開店から4年、アルバート&ジャックスはトップクラスのデリへと成長した。

アルバート&ジャックスの設立者はクリストフェル・サンストロム(Kristofer Sandström)とクリスティアン・オルソン(Christian Olsson)の二人のシェフで、2人とも既に、デリ文化が浸透しているロンドンやニュー・ヨークでの修行経験を持っていた。2000年ごろ、二人は共同でストックホルムに、アルバート&ジャックスの原点となるレストラン、ヴァッサ・エッゲン(Vassa Eggen)をオープン。ヴァッサ・エッゲンは自家製のパンを売りにしたレストランで、客からパンを買って持ち帰りたいという注文が頻繁にあった。そして2007年、サンストロム とオルソンは、レストランでこういったテイクアウトのサービスを始めるかわりに、ヴァッサ・エッゲンの筋向いにアルバート&ジャックスを開店した。そして今日では、市内に3店舗を誇るデリとなった。

アルバート&ジャックスのメインはパンだが、どういった種類や味のパンでも、ベースは天然酵母だ。現在ストックホルムでは天然酵母を使ったパン、いわゆるサワーブレッドがきわめて人気で、ヒップなセーデルマルムのカフェではサワーブレッドを提供するのがまるで義務であるかのようになっている。最近、多くのストックホルマーがどうしたらパーフェクトな天然酵母ができるかの情報をブログを通して発信している。いわばアルバート&ジャックスは、その流れの先駆者であるといえるだろう。

自家製でスペシャルなストックホルム土産を探している人には、アルバート&ジャックスのパンは最適だ。パンのほかにも、スウィーツやジャム、マーマレードからドレッシングまで、毎日その日に作られている新鮮な品揃えを楽しむことができる。家まで待てない人は、是非その場でご賞味あれ。

アルバート&ジャックスは、スープやサンドイッチなどの質の高いメニューも取り揃えており、フィーカだけという人にもお勧めできる。紅茶もコーヒーも、このデリのためだけにストックホルムにある小さな会社、ヨアン&ニーストレム(Johan&Nyström)が特別にブレンドしたものだ。ヨアン&ニーストレムは海外のフェア・トレード企業から材料を取り寄せ、ストックホルム郊外の本部で焙煎している。このように、例えば野菜や肉などの材料でも、アルバート&ジャックスの商品は、できる限り地元でつくられたものを使用するという概念が中心にある。平均のカフェの値段よりもお高めではあるが、アルバート&ジャックスでの朝食、ランチは、値段を忘れさせてくれるだけの価値がある。
(Text: Gustaf Kjellin)

■ストゥーレプラン店
エリア: ストゥーレプラン
地下鉄駅: エステルマルムストリ(Östermalmstorg)
営業時間: 月~金曜07:00~17:00、土曜08:00~16:00、日曜定休
住所: Engelbrektsgatan 3
メール: info@albertjacks.se
電話: +46-8-611 50 01

■ガムラ・スタン店
エリア: ガムラ・スタン
地下鉄駅: ガムラ・スタン(Gamla Stan)
営業時間: 月~金曜07:30~17:00、土曜08:30~16:00、日曜定休
住所: Skeppsbron 24
メール: skeppsbron@albertjacks.se
電話: +46-8-411 50 45

■スィティ店
エリア: スィティ
地下鉄駅: テーセントラーレン(T-centralen)
営業時間: 月~金曜07:00~17:00、土~日曜定休
住所: Fredsgatan 6
メール: fredsgatan@albertjacks.se
電話: +46-8-21 00 90

公式サイトはこちら ≫

Tags: , , , ,

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *