ビッグ・バード (Big Byrd)

バンドとしては新しいビッグ・バードだが、メンバーらはそれぞれ、スウェーデンのロック・シーンにおいて決して新しい顔ぶれではなく、むしろ、様々な有名ロック・バンドのメンバーが集まってできた豪華なグループなのだ。ギターのヨアキム・オールンド(Joakim Ahlund)は伝説的“コンピューター・ロック・バンド”テディベアー ズ(Teddybears)出身で、パワー・ポップ・バンドのシーザーズ(Ceasars)在籍時にドラマーのニノ・ケラー(Nino Keller)と顔を合わせている。他のメンバーは、ハード・コア・バンドのファイヤーサイド(Fireside)の元メンバーでベーシストのフランス・ヨハンソン(Frans Johansson)、そしてスウェーデンで最も有名な“ロック詩人”ウルフ・ルンデル(Ulf Lundell)の息子でインディーズ・バンドのバスティ(Busty)のフロントマンであったカール・ズィム・ルンデル(Carl Zim Lundell)だ。

ビッグ・バードというバンドのアイデアは、ヨアキムとフランスが長い間暖めながらもなかなか日の目を見ることがなかった。そこで、シーザーズの活動が活発でなくなったタイミングを見計らい、彼らはまずニノをこのプロジェクトに誘った。そのようないきさつでトリオとしてスタートしてはみたものの、すぐさまバンドにもう1人がどうしても必要であるということに気づいてカールを誘い、現在の編成ができあがったのだ。いざ活動をはじめると、ヨアキムとニノがこのバンドのため作った手つかずの曲がいくつもできていたため、バンド活動の本格的な船出は至ってスムーズだった。

意外にもビッグ・バードの音楽は、前出のシーザーズやファイヤーサイドのそれらとは少々異なる。60~70年代のサイケデリック・ロックのサウンドから強い影響を受けつつ、モダンなポップの要素を取り入れたりハードなシューゲイズのようにリヴァーブを使ったりしながら独自の音楽を作っている。2008年12月リリースの最新シングル「Anna-Bell」をはじめ、これまでに2枚の7インチ版シングルをドローレス(Dolores)というレーベルからリリースしている。バンドとしては、どれだけアルバムを作るに足るだけの素材があろうとも、今後もこのような小規模のリリースを続けるであろうとのことだ。
(Text: Gustaf Kjellin Photo: Björn Oloffson)

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